現状の発言を分かりやすくまとめてみました。
「小浜」か「米原」か?
北陸新幹線・敦賀以西の延伸ルートをめぐり、情勢が一気に揺れ動いています。
すでに与党PTが決めていた「小浜・京都ルート」に暗雲が立ち込め、一度は消えたはずの「米原ルート」が再び浮上してきています。
議論はさらに混迷の度を増しています。
京都仏教会「千年の愚行」
トンネル工事に伴う残土処理や地下水への影響など、京都では懸念が根強くあります。特に京都仏教会は「小浜・京都ルート」を『千年の愚行』と強烈に批判。宗教界からも反対の声が上がっています。
参院選で米原ルートが再浮上
7月の参院選京都選挙区では、維新の新実氏が「米原ルート検討」を掲げてトップ当選。
現職で「小浜ルート」推進派の自民・西田氏は次点当選し、選挙結果が議論の流れを変えています。
西田氏(自民)
「米原案は便益がなかったから落ちた」としつつも、選挙の結果を受けて再検討を容認する姿勢に転換しています。
「虚心坦懐に検証し、結果を国民や野党に示して納得してもらう必要がある」
吉村氏(維新・大阪府知事)
吉村氏は国に要望書を提出し、「比較検討」を強調しています。
「小浜・京都ルートではなかなか理解が得られない。米原ルートも含めて検討し、1日でも早い大阪延伸を」
さらに、与党PTだけでなく超党派の会議体で議論すべきだと提案しました。
三日月氏(滋賀県知事)
意外にも“米原推し”ではないのが地元・滋賀の立場としています。
「望んでいない米原ルートを言われるのは正直戸惑う」
と、牽制球を投げました。新幹線は財政・在来線・地域負担を伴うため、「欲していない地域に線を引くのか」という疑問を提示しています。
JR東海・丹羽社長
東海道新幹線を運行するJR東海のトップは米原接続に否定的です。
「東海道新幹線はすでに過密ダイヤ。米原からの乗り入れは難しい」
リニア開業後の可能性についても「相当先の話」として議論に入る考えは示していないです。
まとめ
- 小浜・京都ルート … 地元京都や宗教界から強い反対
- 米原ルート … 政治的には追い風だが、滋賀県は慎重姿勢
- JR東海 … ダイヤ上の制約から米原接続に否定的
与党PTの決定から7年。再び「小浜」か「米原」かの選択が迫られています。
今後の展開は、「地元合意」「JRの判断」「政局」という三つの要素がカギを握りそうです。


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