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JR東海の丹羽社長は7日、定例会見にて、北陸新幹線延伸計画で注目される「米原ルート」について「具体的に検討したことはない」と述べています。その上で、運行ダイヤの過密化を理由に「米原からの乗り入れは難しい」と懸念を示しています。
丹羽社長は「ルートは国が決定するもので、当社はコメントを控える」としたうえで、「国から再検討に関する協力要請があれば、その時点で考える」と説明しています。
北陸新幹線の延伸ルートは2016年に与党プロジェクトチームが「小浜・京都ルート」に決定しましたが、京都での地下水影響や建設費負担への懸念から計画は不透明となっています。このため、敦賀から米原を経由し東海道新幹線と接続する「米原ルート」が再び注目されています。
参院選京都選挙区では「米原ルート再検討」を公約に掲げた維新の新実氏が当選し、推進派だった自民の西田氏も国交省に再検証を要請。大阪府も国交省に比較検討を求めています。
【内容整理】
1. JR東海の立場(丹羽社長発言)
- 北陸新幹線のルートは国が決めることなのでコメントは控える。
- 米原での乗り入れなど具体的な課題を検討したことはない。
- 国から再考の協力要請があればそのときに検討。
- ただし運行ダイヤが過密になることなどから「米原からの乗り入れは難しい」と懸念。
2. 背景
- 2016年に与党PTが「小浜・京都ルート」で決定。
- 京都での地下水影響・建設費負担への懸念から計画は不透明に。
- そのため敦賀〜米原をつなぐ「米原ルート」が再び注目されている。
3. 最近の動き
- 参院選京都選挙区で「米原ルート再検討」を公約に掲げた維新の新実氏が当選。
- 推進派だった自民・西田氏も「米原ルート」を再検証するよう国交省に要請。
- 大阪府も国交省に比較検討を要望。
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