北陸新幹線・敦賀以西ルート、ついに方針転換!?(2025_7/30)

新聞記事を分かりやすくリライトしています。

西田議員が「米原案」再検証を明言

北陸新幹線・敦賀以西の延伸問題に、大きな波がやってきました。
小浜ルート決定から9年——その決定を守ってきた与党整備委員長・西田参院議員(京都府選挙区)が、なんと「米原案」再検証を表明しています。

これは2016年に小浜ルートが選ばれて以来、委員長が再検証に言及する初めてのケース。
参院選の結果を受けての方針転換であり、米原ルート実現の可能性が一気に高まるかもしれません。


8月中に再検証会合へ

西田氏は、8月中に整備委員会を開き、

  • 米原ルート
  • 舞鶴ルート

の2案を国交省に再試算させ、小浜ルートと比較検討すると発表。
しかも試算は物価高騰分を加味し、結果は公開予定です。

湖西ルートについては、参院選の主要候補が必要性を訴えていないため、今回は対象外。


「米原が優位なら私も賛同」

「私は小浜ルートがよいと思っている。しかし参院選の結果を受け、もう一度検証すべきと考えた」
——西田氏はこう述べた上で、

「米原の優位性が高いとされた場合には、私も米原に賛同する」

と明言。
小浜ルート一筋だったトップがここまで言うのは、大きな変化です。


背景に参院選・京都府選挙区の結果

今回の動きの引き金となったのは、先日の参院選。
京都府選挙区(改選数2)で、日本維新の会新人・新実氏が「米原を視野に入れるべき」と主張してトップ当選。
現職で小浜推進派の西田氏は2位当選にとどまりました。

西田氏は「野党の主張が正しいのか検証したい。9年前と何が変わったのかを把握したい」とも話しています。


そもそも小浜ルートが決まったのは…

敦賀以西のルートは、2016年に与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームが

  • 小浜
  • 米原
  • 舞鶴

の3案から小浜案を採用。
しかし地元の理解が得られず着工できずにおり、石川などからは米原再考を求める声が続いていました。


今後の焦点

8月中の試算結果公表と整備委での判断が、今後の大きな分岐点になりそうです。
もし米原案が有利との試算が出れば、政治的にも歴史的にも大きな転換点になるかもしれません。

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